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ワーキングマザー世界の事情

世界のワーキングマザー事情

 欧米諸国では、日本と比較するとワーキングマザーに対する支援が充実しています。国・地域社会又は企業主導が積極的に女性支援や女性活用を行なっているため、日本に比べると社会的な理解や女性自身の意識も比較的高いように思われます。

(1) イギリスのワーキングマザー

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 イギリスで子育ての時期に利用できる仕組みとしては次のようなものがあります。

・ナニーを雇う(専門の教育を受けた質の高い住み込みベビーシッター)
・ベビーシッター
・チャイルドマインダー
・ナーサリースクール(日本でいう幼稚園)など

 このほか、地域でのプレイグループや、学校における学童保育(朝8時からのbreakfast club、放課後のafter school club、休日のholiday play scheme)などがあり、それぞれの組み合わせることも可能だとのことです。ブレア政権の政策によるところが大きいのですが2006年の時点で、チャイルドケアの定員はほぼ確保できたといわれています。

 イギリスの育児施設は、選択肢も広く、設備も大変整っており、イギリス人の幼児教育への認識の高さが伺えます。イギリスでは、小学校への送り迎えは、親かそれに同等する者と義務付けられている上、6歳未満は家で留守番等をさせてもいけないという背景も影響していると言えるでしょう。

(2) アメリカのワーキングマザー

アメリカには、日本やヨーロッパの国々のような公立もしくは私立の託児所や保育園が少ないのが特徴です。幼稚園にあたるキンダーガーテンに通うまで、子どもはナーサリースクール(日本でいう保育所)へ預けるか、ベビーシッターに自宅でみてもらうのが一般的です。
ベビーシッターについては、虐待の問題もあるため面接などを重ね、相手の人柄を知った上でお願いするか、知り合いに紹介してもらう等の方法があります。

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 先進的イメージの強いアメリカですが、実は1940年のワーキングマザーは全体の9%、1955年でも27%にすぎず、70年代から急増し86年に61%までになりました。現在では、結婚・出産をしても第一線で活躍している女性も多く、男女ともに家庭や子供を持ちながら働くことが普通になっています。ナーサリースクール又はベビーシッター等にお金と時間のやりくりが必要なアメリカのワーキングマザーにとって、日本と比べると周りの理解が得られやすく、融通も利く環境は強い味方になっています。

(3) フランスのワーキングマザー

 フランスでもアメリカと同様に、女性が結婚・出産後も働くのが当たり前になっており、ベビーシッターの制度が定着しています。専業主婦よりワーキングマザーの方が多く、社会全体においてワーキングマザーに対する理解があります。さらに、育児休暇制度をはじめ、公共の保育 所などの設備・サービスも充実するなど仕事と家庭を両立するのに十分な制度が整い、ワーキングマザーの権利も守られています。フランスでは妊婦検診だけでなく、不妊治療でも保険が適用される上、出産費用もかからないという手厚い制度があります。

 また日本と大きく異なる点がワーキングマザーの価値観です。日本では、子どもを預けること自体に罪悪感を持ってしまう風潮がありますが、フランスでは「会う時間が少ないからこそ、一緒にいられる貴重な時間を大切にするし、絆が深まる。」と考える人が多い上、大人が大人だけの時間を過ごすという習慣が浸透しています。

日本のワーキングマザー事情はこちら »


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