ホーム > 出産、育児支援事業 > 共働きの両親も安心! 『夏休み無料塾』
親たち、特に共働き世帯の心配の種は、子どもの夏休みの過ごし方です。滋賀と高知の診療所が夏休みの子どもの勉強を無料で教える取り組みを始めました。親が働いていて、日中は家で留守番という子どもや、塾に行く余裕のない子どもたちに、安心して学べる場所を提供する診療所。子どもたちの健やかな成長を地域の医療機関として後押ししています。
○滋賀(大津市)
比叡山のふもとにある坂本民主診療所。幼稚園の年長から小学6年生までの16人が集まり、それぞれのドリルや宿題をします。対する大人は小学校から高校までの元教員5人が見回りながら質問に答えます。会を開くのは休み中の週1回で、午前中の2時間。「給食でしかちゃんとした食事を取っていない子がいる」などの、生活苦に関する相談が増えた事がきっかけで、「地域の子どもを助けたい」と09年度に始まりました。2010年度は28名が登録しています。
○高知(高知市)
高知医療生協・潮江診療所は近くの市立潮江中学校の3年生5人を対象に「サポートスクール」を始めました。1日3時間×10日間、現役の大学や高校の教員、大学生ら11人がマンツーマンで中学生に勉強を教えます。きっかけは診療所の地域での役割を明確にしようと周辺住民を対象にした暮らしぶりの調査です。一人親世帯が多く、小学3、4年生から塾に行ける子と行けない子の学力差が生まれ、中学入学後もその影響を引きずっている事が伺えました。「大人社会の格差が子どもの健康と学ぶ意欲を奪っている現実を放っておけなかった。」と診療所の事務長は語ります。
参考元:朝日新聞2010年7月26日(月)
夏休みに無料で勉強を教えるという試みが各地で始まっているようです。共働き世帯に伴う需要の増加、また、格差社会における教育の平等が問題視される中で、地域の子どもたちがともに健やかに成長できるようにとの思いでこれらの取り組みが実施されています。地域の繋がりが減りつつある社会で、このような取り組みが全国的に進めば、また新しい子育て支援が実現できるでしょう。
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